鎮魂歌
魂を捕まえる網(エロス)
肉体に囚われる蝶(プシケ)

くりかえし くりかえし くりかえし
奇跡は積み重なる
なにげなく生まれ あたりまえに死んでゆく
ありきたりな事実として。

今しも太陽は燃え昇る
赫々と大地を焦がしながら、
いのちは 生の血(いのち)
脈動する光よ
永遠へとはばたく火の鳥よ、
その道筋を示せ――!

くりかえす くりかえす くりかえす
生と死の衝動
そんざい は いっしゅん
いっしゅん は えいえん
えいえん は いっしゅん の そんざい ・・・・・・

やがて網は綻びて その隙間から
虹色の鱗粉を煌めかせ
翔び立つ蝶を 私たちは見る。
さらば――さらば、愛しきドン・キホーテ
未だ燃えさかる太陽よ、始原の海へ帰れ。

朱に暮れ残る空が黄昏に変わるその瞬間
消えぬ憧れが胸に灯る。
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